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帯状疱疹ワクチンについて

2023.03.03  お知らせ 予防接種

50歳以上の方は、ワクチン接種で帯状疱疹を予防することができます

帯状疱疹は、多くの人が子どものときに感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。

水ぼうそうが治った後にも、ウイルスは体内(神経節)に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫が低下すると、ウイルスが再び活性化して帯状疱疹を発症します。また、糖尿病やがんなどの免疫が低下する病気が原因になることもあります。

帯状疱疹は50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。

神経が損傷されることで、皮膚の症状が治った後も痛みが残ることがあり、3か月以上痛みが続くものを帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼びます。PHNは「焼けるような」「締め付けるような」持続性の痛みや、「ズキンズキンとする」痛みが特徴です。

50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割がPHNになるといわれています。

50歳以上の方は、ワクチン接種で帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛を予防することができます。

帯状疱疹ワクチンには、不活化ワクチンと生ワクチンがあります。生ワクチンは、病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて製造されています。不活化ワクチンは、病原体となるウイルスや細菌の感染力を失活、もしくは病原体を構成する物質をもとにして製造されています。


当院では、50歳以上の方を対象にいずれのワクチンも接種を行っております(以下の表を参考にしてください)。

①不活化ワクチン(シングリックス)    

 20000円(税込)x2回接種

②生ワクチン(水痘ワクチン)          

 8000円(税込) x1回接種

接種については予約制となっています。接種をお考えの方は必ずお電話をしていただきますようお願いします。また、不明な点は遠慮なくお問い合わせください。

※1.Oxman MN,et al. N Engl J Med.2005;352(22):2271-2284.

※2.Lal H. et al.: N Engl J Med.372(22),2087-2096,2015

※3.Cunningham AL. et a.:N Engl J Med.375(11),1019-1032,2016